← Research CenterREGENERATIVE MEDICINE / PRP

PRP療法を、
“効く・効かない”の先へ。

臨床効果を示すだけでなく、誰に、どのようなPRPが、どのような条件で有効なのか。運動器再生医療を、科学的に検証し社会実装へつなげます。

RESEARCH FOCUS

Clinical Effect × Biology × Real-world Data

膝変形性関節症を中心に、PRP療法の臨床効果、治療反応を規定する因子、PRP組成や成長因子、投与プロトコールを検討しています。

さらに、日常診療から得られるリアルワールドデータを用いて、患者背景や治療条件とアウトカムの関係を検証します。

01

Knee OA

変形性膝関節症に対するPRP療法の臨床効果とレスポンダー解析。

02

Biomarker

成長因子、血小板特性など、治療反応に関わる生物学的因子を検討。

03

Tendon / Ligament

腱・靱帯を含む運動器組織へのPRPの応用と修復機序を研究。

04

Real-world Evidence

臨床データベースを用いて、実診療における効果と適応を検証。

REGENERATIVE SPORTS MEDICINE

PRPは、治療のゴールではない。
スポーツ復帰プロセスの一部。

生物学的治療で組織修復を支えながら、画像・身体所見・筋力・動作・競技負荷を段階的に評価する。再生医学とスポーツ医学を組み合わせ、確実な復帰と再発予防、Return to Performanceを目指します。

01BIOLOGY

Tissue repair

PRPの組成と生物学的作用を理解し、損傷組織の修復を支える。

→
02ASSESSMENT

Make recovery visible

画像、身体所見、筋力、動作を定期的に評価し、回復を“見える化”する。

→
03REHABILITATION

Criteria-based progression

時間だけで進めず、到達基準を確認しながら競技特異的負荷へ移行する。

→
04PERFORMANCE

Return to Performance

GPSなども用い、競技に戻るだけでなく本来のパフォーマンスへつなげる。

CLINICAL MISSION怪我が原因で、スポーツを辞めさせない。

治療・リハビリテーション・競技復帰を分断せず、一つの連続したスポーツ医療として考えます。

CURRENT RESEARCH / BIOLOGICAL RESPONSE

PRPは“血小板の数”だけではない。
放出される因子と臨床反応を見る。

PRPを活性化した後に放出される成長因子・サイトカインを測定し、膝OAに対する臨床効果との関係を検証しています。PRPの質を、より生物学的に理解することが目的です。

ACTIVATION

Platelet activation

非活性PRPと活性化後上清を比較し、活性化によって実際に放出される因子を評価。

GROWTH FACTORS

Released factors

EGF、PDGF、BDNF、VEGF、TGF-β1など複数因子を測定し、臨床反応との関係を探索。

CLINICAL RESPONSE

Knee OA outcomes

疼痛改善などの臨床アウトカムと生物学的特徴を結び、Responderの特徴を解析。

QUESTIONWhich PRP works — and why?

「効いた/効かなかった」で終わらず、その違いを生物学的に説明できるPRP研究へ。

SPORTS INJURY TRANSLATION

PRPを、スポーツ外傷・障害の現場へ。

膝OAの研究に加えて、筋内腱損傷、腱・靱帯損傷、疲労骨折など、スポーツ外傷・障害に対するPRPの臨床応用とリハビリテーションの統合を検討しています。

11players

IWAKI FC 2023

2023年にいわきFCでPRP療法を受けた選手数。

20procedures

Clinical activity

肉離れ、靱帯損傷、半月板損傷、疲労骨折、膝蓋腱炎、膝OCDなどに対して実施。

6muscle injuries

Hamstring / MTJ

なかでも筋内腱・筋腱移行部損傷を伴う肉離れを重要な臨床テーマとして扱っています。

EXAMPLE FIELD PROTOCOL

筋内腱・筋腱移行部損傷へのPRP。

いわきFCで用いてきた一例では、BAMIC 3Cなど筋内腱損傷を伴うタイプに対し、LP-PRP 3–4 mLを超音波ガイド下に投与し、2週間隔で2回行うプロトコールを採用してきました。

LP-PRP 3–4 mLUltrasound-guided23G2-week interval × 2

※ここに示す内容は当センターでの臨床実践例であり、全症例に一律に推奨する治療手順ではありません。適応・投与回数・リハビリテーションは損傷形態と臨床所見に応じて判断します。

REPRESENTATIVE CLINICAL IMAGING

筋内腱損傷を、
画像で追いながら治療する。

講演資料で提示しているBAMIC 3C相当の筋内腱損傷例です。損傷形態をMRI・超音波で確認し、治療とリハビリテーションを組み合わせながら経時的に評価します。

筋内腱損傷を伴うハムストリング損傷のMRI
筋内腱損傷を伴うハムストリング損傷の画像例(講演資料より)。
FIELD CASE

PRPだけでなく、
画像・機能・負荷を一体で評価。

筋内腱・筋腱移行部の修復だけをゴールにせず、柔軟性、遠心性筋力、動作、GPS負荷まで確認し、Return to Performanceを目指します。

ImagingPRPRehabilitationGPS
受傷時のMRI
INJURY
受傷2週のMRI
2 WEEKS
受傷4週のMRI
4 WEEKS
受傷6週のMRI
6 WEEKS

受傷時、2週、4週、6週の経時画像。講演資料で提示した一例です。画像変化のみからPRPの効果を断定するものではありません。

PRP × REHABILITATION

組織学的回復と、機能的回復を重ねる。

筋腱移行部の修復だけでは競技復帰は完成しません。柔軟性、遠心性筋力、動作、スポーツ特異的負荷を段階的に重ね、Criteria-basedでReturn to Performanceへ進めます。

01Pain-free basics

安静時痛、歩行時痛、ストレッチ痛、収縮時痛を確認。

02Running

Walking → Jogging → Accelerationへ段階的に進行。

03Function

Y-balance、Single Hop、Agility、Vertical Jumpなどを評価。

04Performance

Football ActionとGPS負荷を確認し、Return to Performanceへ。

SELECTED PUBLICATIONS

基礎から臨床、実装まで。

PRPの組成、組織修復、膝OAの治療反応、臨床アウトカムまで、複数の角度から研究を積み重ねています。

GOAL

再生医療を、
“使えるエビデンス”に。

治療効果の検証と標準化を通じて、臨床現場で再現性のある再生医療へつなげます。